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ダービー

ひとつのレースで

ひとつのG1

 

これを勝ったからって種牡馬として補償されるわけではなく

これを勝ったからって騎手として安泰なわけでもなく

これを勝ったからって調教師として厩務員として調教助手として手にするのは栄光のみ

 

でも全てのホースマンの夢で目標

 

それがファンにもメディアにも伝わっているから特別なレース

 

 

競馬の一体感がわかる

唯一無二のレース

 

 

日本ダービー

 

 

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桜色桃色

ホウオウピースフル
リアアメリ
スマイルカナ
リリーピュアハート
マジックキャッスル


いろいろ穴馬を模索したが

 

内外の桜花賞組を中心に


 

ピンク帽子の"ドレミファソ"

ピンク帽子の"ドレミファソ"

  • 発売日: 2016/11/30
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 



フローラS勝ち馬と
荒れ馬場の桜花賞敗戦も2走前に重賞勝ちのある2頭
この8枠3頭が絡むことに期待

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単勝1.4倍の無敗の桜花賞馬

ミスオンワードから47年が経過
3頭が挑戦するもかなわなかった
無敗の牝馬2冠



土つかずの連勝で迎えた
クラシック第1戦は
メジロラモーヌ以来の
関東馬に18年振りの
桜花賞勝利をもたらした

ダンスインザムード

兄姉に
オークス馬(ダンスパートナー
菊花賞馬(ダンスインザダーク
がおり距離不安は敵ではなかった

その盤石振りから
日本ダービー出走が騒がれるほど

単勝オッズは1.4倍

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パドックに姿を現すまでは
穴党は抵抗できないかに思えた

しかし
馬体重+12kg
大量の発汗が目立つ入れ込み具合

その不安は的中し4着に敗れる
敵は自身の気性難であった

 

 



結果は
1着は桜花賞7着から逃げ切りで巻き返した
6番人気 7枠13番 ダイワエルシエーロ

2着に
桜花賞5着のチューリップ賞勝ち馬
4番人気 1枠1番 スイープトウショウ

3着には
桜花賞9着
7番人気 3枠6番 ヤマニンアラバスタ


桜花賞馬券圏内の上位1~3番人気総崩れだった


今年のデアリングタクト
ミスオンワード以来の偉業を達成するのか
過去と同じように桜花賞から
逆転勝利を手にする馬が現れるのか

最強・最美

アグネスフローラの翌年
無敗の牝馬2冠に挑む
3頭目の馬

シスタートウショウ


トウショウボーイ×シラオキ系という
良血だが
どちらもトウショウ牧場では結果出ていなかった

しかし
雑誌「優駿」が
『最強・最美のトウショウボーイ牝馬』と
評するほどの好馬体で
『両親良いところだけを受け継いだ馬』と
期待され

デビューから3連勝で桜花賞を迎える
しかしこの年
5戦5勝重賞2勝のイソノルーブル
牡馬混合の重賞を2勝しているノーザンドライバー
重賞2勝のスカーレットブーケミルフォードスルー
と5強と呼ばれるハイレベル

1番人気イソノルーブルの落鉄もあり
桜花賞を制覇

この1秒以上レコードを更新する勝利は
3年目角田晃一騎手のG1初制覇
15年振りのトウショウ牧場のクラシック制覇


そして
1番人気で無敗の牝馬2冠に挑む

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レースは出遅れから
最後方の展開
13頭をごぼう抜きにするも
ハナ差捉えきれずに2着に終わる

 

 



1着は
桜花賞5着から巻き返した
4番人気 8枠20番 イソノルーブル

2着に
1番人気 7枠17番 シスタートウショウ

3着は未勝利から忘れな草賞まで3連勝中だった
2番人気 4枠8番 ツインヴォイス

母の雪辱

ミスオンワードから33年後
ブロケードから9年後
デアリングタクトから30年前
無敗の牝馬2冠に挑む馬

アグネスフローラ

オークス馬の母アグネスレディー
無念を晴らすべく
マイル適性の高いロイヤルスキーが父に選ばれ
母の調教師の息子 長浜博之調教師に預けられ
母を手掛けた大川鉄雄厩務員の元へ
調教から鞍上に跨るのは
後にアグネスフライトアグネスタキオン
親子3代手綱を握る河内洋騎手

陣営の願いは叶い
チューリップ賞桜花賞単枠指定を受け
落馬の煽りを受けながらも
無敗のまま桜花賞の栄冠を手にする

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父の血統から距離に対する不安はあるが
オークスは1番人気での出走
クリフジ-ヤマイチ依頼の母子制覇を目指したが
残り100mでエイシンサニーの強襲により
2着に敗れ
その後骨折が判明
休養中に屈腱炎も発症し引退

 

 しかし
クラシック優勝牝馬として
日本初の複数のクラシック制覇を
複数馬で成し遂げる
しかし
産駒には脚部不安も遺伝されることが多かった

その年のオークス
1着は桜花賞4着から巻き返した
5番人気 7枠17番 エイシンサニー

2着に
1番人気 8枠20番 アグネスフローラ

3着は
チューリップ賞桜花賞2着の1勝馬
3番人気 3枠5番 ケリーバッグ



金襴緞子

1957年にミスオンワードにより
達成された無敗の牝馬2冠

次に挑戦する馬が現れるまで
24年の時間がかかった




1981年不良馬場の桜花賞
1番人気で制したブロケード

馬名は本来
サテン地に浮き模様を織り出した織物(絹織物)だが
この織物から作られる金襴緞子のことと勘違いした
オーナーが名付けた名前
しかし杉本清アナは
金襴緞子が泥にまみれてゴールイン」
と実況している

 

 

 

 


しかし当日の人気は
距離不安から4番人気
結果も13着と敗れてしまう

勝ち馬は
桜花賞2着の1番人気6枠17番テンモン

2着に
初勝利に7戦を要し
前走14戦目の4歳牝馬特別も4着に敗れている
8番人気2枠5番ニシノチェニル
(8番人気と言っても24頭立て)

3着は
400万下(現1勝クラス)を勝ちあがったばかりの
14番人気7枠19番ダイナビクトリア

ヒモ荒れの結果となっている


今年は血統的にも
デアリングタクトに距離不安もなく
2.3着の
ニシノチェニル。ダイナビクトリアのような馬は
抽選突破できるかのライン

今年とは違ったケースと言える
無敗の牝馬2冠への挑戦